「読書感想」【春に散る】上下巻 沢木耕太郎著 書評
40年ぶりにアメリカから帰国した元ボクサー。
かってのボクシング仲間を訪ねる中で、恵まれない環境にいる現状を目にしたことから、みんなで共同で暮らすことに。
そこに若いボクサーが現れ、彼に勝手の自分を映し指導をしていく。
著者らしいボクシングを舞台にした青春小説。
正直予定調和から一歩もはみ出すことなく展開し、予想を超える内容は全くない。
ただ安心して読める青春もの。
小説としての面白さを求めると辛いけど、全体的に愛を感じる作品。
成長しても子供は子供
1週間学校が休みの一番上の子供。
おかげで、普段はどうしても下の子との生活が中心になっているけど、2人で話す時間が多くてうれしい。
一番年上だと、どうしても下と比べてしっかりしているから頼っていることも多いし、あえて話しないことも多いんだけど、やっぱりまだ子供の部分があるのを再認識。
やっぱり家族でもしっかり話をする機会を持ったほうが良いんだな。
2人だといつもより話が弾むし、意外な話が出てくる。
遠慮している部分もあったのかな。
子供の事もっと気にしてあげないとなぁと反省。
夕方以降は子供も忙しいので、昼飯は今週は子供の好きなメニューを選ばせて一緒に食べに行っている。
今日は何を食べたいんだろう。
同期の出世への尊敬
新聞紙面に新卒で入社した企業の人事が載っていた。
その中に複数の同期や一緒に寮生活をしていた人の名前を発見。
とうとう執行役員になる人が出て来たんだなぁ。
何がすごいなと思うかというと、まず何十年も一つの会社に勤めていることに関心する。
飽きないのかな…
外の世界を知りたいとか、自分の力でやってみたいと思わないのだろうかと個人的には思うけど、まあそんな事を思わない人が役員になっていくのだろう。
たまたま入社して配属された部署にいた先輩達は、優秀な人ほど入社数年で外の世界に出て行ったので、自分も会社を辞める事には何の抵抗もなかった。
その後海外放浪したりした後に働いても、やっぱりしばらくして事業が軌道になると他の事をしたくなってしまう。
今はオーナー会社なので、好きな事業を好きなタイミングで選べるので、飽きるという感覚はなくなった。
そもそも子育て中心で仕事は思い切りセーブしているので飽きようもないのだけど。
同期の出世を見ていると、必ずしも入社時の評価の高さと一致はしていないみたい。
人間いつからでも変われるチャンスはある。