川のテラスコート

3人の子供と父で暮らしています。子供が学校行っている時はトライアスロンのトレーニングしたり、投資したり、友人と食事したり読書したり。

「読書感想」【鬼殺し(上・下) 】甘耀明著 書評

戦中の台湾で、日本軍の中佐の養子になった台湾人が主人公。

 一報主人公の大叔父は抗日兵士として知られている。

 

台湾の表面的なイメージだけではとらえきれない、人間の内面深くに切り込んでいく小説。

導入部は正直とっつきにくい。

ただ、人間だけでなく、自然、食べ物など、とにかく圧倒的なリアリティを持ちながら、力強い物語として進んでいく。

 

好みは分かれるだろうけど、ものすごいパワーを感じさせる小説であった。

 

鬼殺し(上) (EXLIBRIS)

鬼殺し(上) (EXLIBRIS)

 

 

 

鬼殺し(下) (エクス・リブリス)

鬼殺し(下) (エクス・リブリス)

 

 

「読書感想」【宿命と真実の炎】貫井徳郎著 書評

『後悔と真実の色』の続編警察ミステリー。

事故や自殺と思われた警察官の死が、結びつかれて連続殺人事件として脚光をあびる

 

捜査本部に呼ばれた所轄の女性刑事が、『後悔と真実の色』で活躍した捜査1課のメンバーと組み事件にあたる。

 

捜査1課のメンバーのキャラが立っているのに加え、今回加わった女性刑事も独自の立ち位置を確保し、魅力ある面々なのは変わらず。

 

トーリー的にも最後まで真実は分からず、引き込まれる内容であったが、ちょっと最後にその設定が出てくるのはどうなのかと思うところもあり。

それでも全体的には楽しく読めた。

 

まだシリーズとして続きそうで楽しみ。

 

宿命と真実の炎

宿命と真実の炎

 

 

 

「読書感想」【ハリー・ポッターと呪いの子 】J.K.ローリング著 書評

ハリーポッターの子供達が中心となりながらも、従来のメンバーも随所に登場。

 

ハリーポッター次男は偉大な父親の重圧に苦しみ、父親は魔法省の重圧に苦しむ日々。

そんな中、次男が過去の出来事を正そうとしたことから、過去と現在が絡み合い不幸な世界が現れる。

 

今までのハリーポッターの続編という期待をすると期待外れ。

その後の世界として楽しむべき。

 

劇場用の台本仕立てになっているので、好みは分かれるが個人的には読みずらい。

場面の変わり目は、ストーリーで想像して追いたい。

 

 

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