「読書感想」【鬼殺し(上・下) 】甘耀明著 書評
戦中の台湾で、日本軍の中佐の養子になった台湾人が主人公。
一報主人公の大叔父は抗日兵士として知られている。
台湾の表面的なイメージだけではとらえきれない、人間の内面深くに切り込んでいく小説。
導入部は正直とっつきにくい。
ただ、人間だけでなく、自然、食べ物など、とにかく圧倒的なリアリティを持ちながら、力強い物語として進んでいく。
好みは分かれるだろうけど、ものすごいパワーを感じさせる小説であった。
「読書感想」【宿命と真実の炎】貫井徳郎著 書評
「読書感想」【ハリー・ポッターと呪いの子 】J.K.ローリング著 書評
ハリーポッターの子供達が中心となりながらも、従来のメンバーも随所に登場。
ハリーポッターの次男は偉大な父親の重圧に苦しみ、父親は魔法省の重圧に苦しむ日々。
そんな中、次男が過去の出来事を正そうとしたことから、過去と現在が絡み合い不幸な世界が現れる。
今までのハリーポッターの続編という期待をすると期待外れ。
その後の世界として楽しむべき。
劇場用の台本仕立てになっているので、好みは分かれるが個人的には読みずらい。
場面の変わり目は、ストーリーで想像して追いたい。
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- 作者: J.K.ローリング,ジョン・ティファニー,ジャック・ソーン,松岡佑子
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