年末年始に読む本を探している人にお勧めするエンタメ入門本 - 今年読んだ本でオススメ小説
今年読んだ本の中で面白かった本を紹介していくシリーズ1回目。
(発売は今年でない本も混じっています)
まずは普段あまり本を読まない人でも楽しめるのではないかなと思われる、大きなくくりでエンタメ入門編としてご紹介。
言うまでもないですが、読める本の限界はあるので作家も多いので紹介作家は偏っています。
炎の塔 五十嵐貴久
超高層ビルのオープン日に火災が発生。
消防士の活躍、閉じ込められた人々の人間模様、スピード感ある展開で先を読まずにいられない。
ちょっと人が死に過ぎな点が難点ですが、エンタメとして楽しめる事間違いなし。
別々な温泉地で起きた硫化水素での死亡事故。
化学者が意図しない出会いから真相に迫っていきます。
当たりはずれのある東野圭吾ですが、比較的幅広く受け入れられる展開になっていると思います。
オールドテロリスト 村上龍
老人達が世の中に不満を持ちテロを起こす。
「半島を出よ」系とはちょっと違うけど、括りでは社会派エンタメか。
重厚さはないけど、反面スラスラ読めるので飽きないのではないでしょうか。
様々な伏線が仕込まれた展開が好きな人にはおすすめ。
戦時中の細菌兵器の話から展開早く時間、空間ともに話は広がり、同級生の2人が謎の組織に迫っていく。
都合よすぎるわ!とか言う人はこれに限らずエンタメなんでまあしょうがないと割り切って。
自社のCMに出演するはずだったサラリーマンが遅刻で出演できず。
実は自分はTVに出たかったという気持ちに気が付き、芸能事務所に入り人生が変わっていく。
途上人物たちの絡み方も楽しめます。
とりあえず5冊紹介してみました。
後日「仕事小説」「心情描写が上手い」「警察もの」「スポーツもの」「良い応えある」「長編シリーズもの」などの分類で、紹介したいと思います。