イクメンなんて絶対目指すものではない
正月明けに友人家族の赤ちゃんが生まれた。
目出度い!
今はすごいね。
生まれて数分で赤ちゃんの写真がLINEに流れてきて誕生をグループのみんなが知る。
2時間後位には本人がおめでとうメッセージに返信しているし。
夫婦で子供を持たない選択をしている人もいるけど、周囲では割と3人4人と子供がいる家庭が多い。
我が家も子供は3人だけどクラスを見ても特に兄弟が多いというわけでもなく、迎えの家は6人子供がいる。
各種調査などで経済的に子供を持てないという意見も多いけど、それも含めて子供を作る前は色々考えて二の足踏むのもわかるけど、まあ生んでしまえばなんとなる事も多い。
もちろん困った時にはちゃんとセーフティーネットが機能する世の中であってほしいとは思うし、子供の貧困問題解決に力を注ぐ人たちには感謝。
子供を産まない他の理由として、経済的な理由にも絡んでくるのだろうけど、共働きだったり時間の拘束の長さなど様々な面で余裕がないというのも良く聞く。
その反動なのか、家事、育児に積極的な男性は「イクメン」と高評価を得ている。
子供絡みの親子メンバーが複数集まって正月明けに飲んでいる時にも、奥さんがシフト勤務で旦那が休みの時は子育てから料理まで全部やっているという話の中で
「さすが、イクメン!」
と褒められている、友人男性がいた。
これがものすごい違和感。
そもそも育児とか家事って手伝うものではなくて、やって当たり前の事だと思う。
ましてや奥さんが仕事で不在なら、自分がするの当たり前じゃん。
これが立場が逆で、奥さんが旦那が働いている時に育児をしているのを
「さすが、母親!」
とか
「さすが、イクウーマン!」
なんて褒めるなんて聞いたことないし。
「イクメン」なんて、「普段家の事をしていないけどたまに手伝う旦那」というイメージで旦那の事もバカにしているフレーズだと思うんだけど、イクメンなんて言われて喜ぶ男の人もいるのだろうか。
「イクメン」なんて言われて、さらに育児に励もうなんて思う男性がいる?
これは自分がシングルで育てているから特別な感情なの?
世の中には子育てなんてやって当たり前とは思わない人が多いのか。
そもそも子供と触れ合える貴重な時間なんだから、今しかない時間を何でも楽しまないと損だと思うけどな。
もちろん肉体的に辛いこともあるけどさ。
(我が家は夜泣きがひどくて、ずーっと睡眠時間3時間程度の期間が長かったのはつらかったけど、今となれば笑い話になる)
もっと言えば、仕事が忙しくて子供と触れ合えないなんて絶対人生損している。
その数年キャリア中断しても、転職しても、子供と一緒にいる時間を増やしたほうがより充実した人生を過ごせると信じている。
いろんな事情があるはずだから、自分と同じようにみんなが自由に子育て時間取れる生活にするべきとは思わないが…
何の陰謀か分からないけど、イクメンという風潮にはうさん臭さしか感じない。
とりあえず身の回りから、イクメン撲滅運動を展開していきたい。