「読書感想」【スクープのたまご】 大崎梢著
週刊誌に配属になった新人女性記者のお仕事小説。
こんな仕事をするために入社したわけではないのに…と思いながらも、事件の取材やスクープの下請け仕事に明け暮れていく。
題材的にも面白く、一見別々な出来事の取材が一本の事件解決に向けていくストーリーは良いのだけど、全体的に弱く感じインパクトがない。
もっと周辺人物も含めてキャラ設定とそれぞれの深い関係が欲しいし、何より1つ1つの張り込みなどの仕事の描写が薄すぎるがあっさりしすぎて話に入り込めない。
もったいないなぁ。
気楽には読めてそれなりに面白いが、でもそれ以上には繋がらない。