「読書感想」【金色機械】 恒川 光太郎著
江戸時代を舞台としたファンタジーの時代小説。
山奥に無法者がひっそりと暮らす「極楽園」。
そこで暮らす攫われてきた女性の一人が抜け出し、ある村へ。
極楽園にいる、謎の金色の機械が果たしている役割は何か。
最初は関係性が分からず読みにくいが、進むにつれて面白さが分かって来る。
江戸時代を舞台としながら、SF風味をうまく組み合わせて違和感なく進み読み応えある。
「生きる」ということに迫っていく内容。
さすが恒川光太郎と思わせる一冊だった。