「読書感想」【慈雨】 柚月 裕子著 書評
群馬県警を退職し、お遍路に旅経った元刑事は幼女殺害事件の報道を知り、16年前の自分が担当した事件との類似点に胸がざわつく。
その16年前の事件は解決し、犯人も獄中にいるから彼が今回の犯人の訳はない。
後輩刑事から事件の概要を聞きながら、お遍路の途中で過去の事件と今の事件に向き合う。
心理設定やミステリーとしてはマズマズなんだけど、いくら元刑事とはいえ外部に情報漏らすという設定が違和感あって入り込めず。
柚月裕子にしては、平凡だった。