「読書感想」【暗礁】黒川博行著 書評
今回は運送会社を舞台にした警察OBやヤクザの面々との対決になる建設コンサル二宮とヤクザの桑原の活躍。
代打マージャンのアルバイトと思っていたことから始まる、裏金をめぐる様々な動きに翻弄されていく。
相変わらずのコンビの会話の面白さとテンポの良さは変わらず、テーマのもとになる下調べがきちんとしているので、違和感なく物語に没頭できる。
毎回大きな流れに巻き込まれるものの、2人の機転と才覚で乗り切る様子が痛快。
このシリーズ読むのは今のところ3作目だけど、どれも面白い。