「読書感想」【翼がなくても】 中山七里著 書評
オリンピックを目指す女性が幼馴染の車による事故で足を切断することに。
その幼馴染が殺された犯人に犬養刑事が迫る。
一応御子柴弁護士シリーズとして、事故を起こした幼馴染の弁護士として登場。
しかし今回のガッカリ感というのは半端ではない。
ミステリーとしてはありふれているし、犯人も予想通りでなんのヒネリもない。
出版社の煽りが大きいだけに、その内容の薄さにさらに驚く。
いつか面白くなるのかと思いきや、そのまま終わる。
そして途中のアスリートの描写が現実とかけ離れているのも、内容の薄さに輪をかける。
どうも最近の中山七里は当たり外れが大きいな。