「読書感想」【春に散る】上下巻 沢木耕太郎著 書評
40年ぶりにアメリカから帰国した元ボクサー。
かってのボクシング仲間を訪ねる中で、恵まれない環境にいる現状を目にしたことから、みんなで共同で暮らすことに。
そこに若いボクサーが現れ、彼に勝手の自分を映し指導をしていく。
著者らしいボクシングを舞台にした青春小説。
正直予定調和から一歩もはみ出すことなく展開し、予想を超える内容は全くない。
ただ安心して読める青春もの。
小説としての面白さを求めると辛いけど、全体的に愛を感じる作品。