川のテラスコート

3人の子供と父で暮らしています。子供が学校行っている時はトライアスロンのトレーニングしたり、投資したり、友人と食事したり読書したり。

「読書感想」【危険領域: 所轄魂】笹本 稜平著 書評

所轄の刑事として活躍する父親と、キャリアとして警視庁キャリアとして活躍する息子が活躍する警察シリーズ。

いつもの周辺刑事メンバーの活躍に加え、今回の事件の現場となる福井県警でも組織からははみ出していながら、警察官としての矜持を持ち続ける人達が彩を添える。

 

このシリーズ、最初は青臭くて白ける警察ものとおもっていたけど、段々シリーズが続くにつれて、この登場人物達の通常ありえない正義感が癖になってくる。

そしてまだまだ続くと思われる、このシリーズ続編が楽しみになってきている。

 

組織を逸脱するかなりあり得ない設定ではあるけど、登場人物達の正義感がぶれないという点で、毎回しっかりとした物語の骨格が維持されている。

 

危険領域: 所轄魂 (文芸書)

危険領域: 所轄魂 (文芸書)