川のテラスコート

3人の子供と父で暮らしています。子供が学校行っている時はトライアスロンのトレーニングしたり、投資したり、友人と食事したり読書したり。

「読書感想」【森へ行きましょう】川上弘美著 書評

パラレルワールドで、どこかに自分と違う人生を送っている別の自分がいる世界を描く。

 

生まれたときから、現代までを、それぞれの時間軸で悩みながら進んでいく女性の姿が、年を追うごとに大きく変わっていく。

 

進学、恋愛、結婚、仕事など人生での無数の選択の中で選んだ出来事が積み重なって、その人の人生を構成していく様が丁寧に描かれていて、面白い。

 

ただ頻繁に視点が変わる物語で同じ登場人物がそれぞれの世界で生存しているので、一気に読まないと誰がどんな関係だったか分からなくなってしまう。

 

読書スピードがない人が読むのは厳しい展開。

 

森へ行きましょう

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