社会部の新聞記者松岡が政治部に移動になり、総理番から実力者の官房長官番になる。
そして官房長から情報をもらい、スクープの出していく。
一方松岡の同期あった酒井は現在週刊誌記者として名をはせ、ロッキード事件もモチーフにした昭和の一大疑惑へつながる事件を追うかけ始める。
相場英雄の描く社会派ミステリーで読み応えある。
また実際の出来事を思い浮かべられる数々の展開がよりリアル感を与える。
ただラストの終わり方は肩すかし。
読者の想像で補うような描き方だとは思うが、やはりきちんと終わらせて、むしろ続編に期待させるような展開がほしかった。
ただそれ以外は読ませる内容である。