「読書感想」【悪寒】伊岡瞬著 書評
大手製薬会社から地方の関連会社に飛ばされた男に、妻からトラブル発生のメールが送られる。
取り急ぎ東京に戻る途中に、警察から妻が自宅で殺人容疑で逮捕されたとの連絡が入る。
殺された人物は男を地方に飛ばした製薬会社の常務だった。
後半にかけて、展開が二転三転としていくミステリーで読ませる。
これでもかというヒネリ技の連続で、予想がつく部分も次々裏切っていく過程が面白い。
途中で結末が予想できる部分もあるが、誰が嘘を言っていて、誰が真実を言っているか中々分からない。
始めて読んだ作家だけど、他の作品も気になる。