川のテラスコート

3人の子供と父で暮らしています。子供が学校行っている時はトライアスロンのトレーニングしたり、投資したり、友人と食事したり読書したり。

「読書感想」【不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか】鴻上尚史著 書評

特攻隊員として9回も生還した佐々木友次氏を描いた物語。

著者が佐々木友次氏とのインタビューした内容も後半に合わせて掲載。

 

一般的に知られている特攻隊員の姿(著者は命令した側の主張が広く伝わったためと考えている)だけではない、リアリティある姿が伝わってくる。

 

多くの人の目にとまるべき内容である。

 

特攻隊だけではなく、命令をする側の都合が良い解釈は世の中に広まり、命令を受ける側はほとんどの場合沈黙することによって、なかなか日の目を見ないということは、もっと様々な場面であったのだろうと思う。

 

生存されている人が少なくなている現状からも、今のうちに命令を受ける側だった人たちの声を拾っておくべきと思わせる。