「読書感想」【いくさの底】古処誠二著 書評
ビルマの村で、駐屯にやってきた将校と村長が殺される戦場ミステリー。
限られた戦場での登場人物の中で、奥深くに秘められた人間模様。
終盤の真実に迫る過程で、淡々とした描写ながら予想もしなかった犯人とその動機を明らかにしていく描写は筆力ある。
登場人物は少ないのに、この地の臨場感の描き方が素晴らしい。
すっきりとするミステリー的終わり方とはまた違う、読ませるミステリーであった。
初めて読んだ作家だけど、今後も気になる著者である。
ビルマの村で、駐屯にやってきた将校と村長が殺される戦場ミステリー。
限られた戦場での登場人物の中で、奥深くに秘められた人間模様。
終盤の真実に迫る過程で、淡々とした描写ながら予想もしなかった犯人とその動機を明らかにしていく描写は筆力ある。
登場人物は少ないのに、この地の臨場感の描き方が素晴らしい。
すっきりとするミステリー的終わり方とはまた違う、読ませるミステリーであった。
初めて読んだ作家だけど、今後も気になる著者である。