「読書感想」【星の子】今村夏子著 書評
病弱の子供時代に、親が宗教の力によって改善したと思い込み、怪しげな家庭の子として過ごすことになる「ちひろ」。
ただ親の愛情自体は本物であるため、姉は家出するものの、ちひろは親と宗教に対しては同じく愛情を持って接していく。
そんな彼女も中学時代に、ある出来事で親の異様な行動が人に不審者として見られていることに気が付き、親の愛との間で違和感が芽生える。
うーん、なんだろう、この終わり方の中途半端な感じ。
一応予感をかんじさせたつもりなんだろうけど、ハッピーエンドでもバットエンドでもなく、とにかく充実感が薄い。
読みやすいけど、それだけ。