「読書感想」【青空と逃げる】辻村深月著 書評
役者の父親が、共演女優と密会中に事故を起こし、マスコミや女優の所属事務所からの逃避のため逃げるように東京を離れる母子。
地方へ逃げながら、その土地で地に足をつけた生活を送ろうとすると、逃げていた相手の影が迫ってくる。
うーん、導入部は期待していたけど、どうもいつもの辻村深月らしさが全くない。
ミステリーさや、人間心理に入り込む場面がなく、展開も急ぎすぎて、展開が無理すぎる。
特にラストは急ぎすぎて、肩透かし。
そもそもになるけど、逃げる前にできることたくさんあるよね。