「読書感想」【ウォーターゲーム】吉田 修一著 書評
産業スパイが活躍するシリーズ3作目。
敵味方が立場をくるくる入れ替えながら、大掛かりな水利権に関する陰謀の中で活躍。
情報を武器にするスパイ達の裏切りと協力、政治との関わりなど、構成がしっかりしていて読みやすい。
前作「森は知っている」で、高校生から独り立ちへとスパイとしての道を歩み始める鷹野がいまは35歳のこの世界のベテランとして活躍。
一緒に高校生だった柳も思わぬ形で登場。
日本のダム破壊から始まる話はスピード感あって、スケールも大きく展開し、相変わらずこのシリーズは面白い。
ぜひ背景を知るために、「太陽は動かない」「森は知っている」を読んでから、読むのをおすすめ。
」「森は知っている」を読んでから、読み進めることをおすすめ。