派遣社員として働く瑠璃は、ふとした偶然出会った発達障害がある少女が風俗で働かされていることを知る。
男に搾取されている少女が車で他の場所に連れていかれそうな瞬間に立ち会った瑠璃は、少女を連れて逃げることを決意。
ただ一緒に逃げる車の中には、表に出せない多額の現金があり、そのために悪人たちから追われるはめに。
展開が変わる中で人々の機微に増える展開もあり、面白い。
そしてラストにかけて、ほっとする展開かと思いきや、まさかのラストの結末。
朱川湊人の描くほのぼのとした内容はあるものの、ちょっといつもの展開とは違う点もあり。
そのせいか、著者のいつもの作品の読了感とは違う。