川のテラスコート

3人の子供と父で暮らしています。子供が学校行っている時はトライアスロンのトレーニングしたり、投資したり、友人と食事したり読書したり。

「読書感想」【危険領域: 所轄魂】笹本 稜平著 書評

所轄の刑事として活躍する父親と、キャリアとして警視庁キャリアとして活躍する息子が活躍する警察シリーズ。

いつもの周辺刑事メンバーの活躍に加え、今回の事件の現場となる福井県警でも組織からははみ出していながら、警察官としての矜持を持ち続ける人達が彩を添える。

 

このシリーズ、最初は青臭くて白ける警察ものとおもっていたけど、段々シリーズが続くにつれて、この登場人物達の通常ありえない正義感が癖になってくる。

そしてまだまだ続くと思われる、このシリーズ続編が楽しみになってきている。

 

組織を逸脱するかなりあり得ない設定ではあるけど、登場人物達の正義感がぶれないという点で、毎回しっかりとした物語の骨格が維持されている。

 

危険領域: 所轄魂 (文芸書)

危険領域: 所轄魂 (文芸書)

 

 

「読書感想」【ドクター・デスの遺産】中山 七里著 書評

捜査1課犬養刑事シリーズ。

 

医者が関係した安楽死事件が判明。

調べていくうちに、今までに何件も同様なケースがあったのが分かり、いつもの犬養刑事、高千穂刑事が事件の解決に取り組む。

 

医療ミステリーとしては特別新しい展開ではないけど、全体的に大きな違和感なく楽しめる。

安楽死を依頼した人達の対応はちょっと疑問は残るものの、いつもの警察メンバーの登場も安心して読み進められる。

 

 

ドクター・デスの遺産

ドクター・デスの遺産

 

 

 

「読書感想」【アノニム】原田 マハ著 書評 楽園のカンヴァス

幻と言われる絵画がオークションにかけられることになり、その絵画を不当に手に入れる計画が進行。

また絵を描くことに情熱を持つ未完の高校生に接触する、謎の「アノニム」という組織。

 

トーリー的には面白くなりそうな内容なのに、これが全くの駄作。

もう原田マハは、美術関係を舞台にした小説は一切やめてほしい。

初期のような勢いある、読んでいて楽しい小説を書くことはないのだろうか…寂しい。

 

「楽園のカンヴァス」は美術を題材として面白い小説だったけど、この本が売れてしまって間違ったこだわりを持ってしまったのが、著者と読者にとっては不幸だったな。

 

 

アノニム

アノニム