川のテラスコート

3人の子供と父で暮らしています。子供が学校行っている時はトライアスロンのトレーニングしたり、投資したり、友人と食事したり読書したり。

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「読書感想」【PIT 特殊心理捜査班・水無月玲】五十嵐 貴久著 書評

プロファイリングの部署に、ビッグデータを扱う警官がPITに配属される。 連続猟奇殺人事件を解決するべくPITの面々は活動するが、合わせて刑事が殺害された事件にも注力せざるを得なくなる。 ビックデータを扱うという点で目新しさはあるけど、すべてにおい…

「読書感想」【影の守護者】堂場瞬一著 書評

視庁犯罪被害者支援課シリーズ5作目。 多摩地区の交番が襲われ警官が銃殺される。 被害者の息子は捜査1課の刑事であり、捜査から外されるが、暴走を恐れ被害者支援課がフォロー。 そんな中使用された拳銃が、5年前の別の警官殺しに使用された銃ということが…

「読書感想」【機密奪還(下)】マーク グリーニー著 書評

機密情報を漏らした政府職員を追い、ドミニクはパナマからスイスへと追跡。 後半になりテンポよく進み、終盤は一気に読ませる。 敵のキャラや背景もしっかり設定しており、多少の強引さは感じるものの、全体的にザ・キャンパスの色は薄いもののスピンオオフ…

「読書感想」【宇喜多の楽土】木下 昌輝著 書評

宇喜多尚直家の息子の秀家を描く。 豊臣秀吉の信任を受けて、毛利の盾となり、また数々の戦の全面に立ち宇喜多家のために流れに逆らって生きていく秀家。 関ケ原の敗戦を生き延び、八丈島へ島流しされる敗者としての大大名。 秀家がとにかく人間味あって、魅…

「読書感想」【引火点】笹本稜平著 書評

仮想通貨を舞台にしたマネロンを捜査する警察物語。 新しい金融分野を扱っているだけに仕方ないのはわかるけど、序盤から金融の背景説明が多くなって中々物語として入り込みにくい。 あとマネロン関係扱う部署の警察関係者だけでなく、幅広い人たちが絡みす…

「読書感想」【機密奪還(上)】マーク グリーニー著 書評

ジャックライアンシリーズで活躍するザ・キャンパスメンバーであるドミニク・カルーソーが主人公のスピンアウト的な物語。 通常任務を離れ、インドで元モサドから格闘術を習っている最中、突然暗殺部隊に襲われる。 何とか一命をとりとめたドミニクは、犯人…

「読書感想」【アンドロメダの猫】朱川 湊人著 書評

派遣社員として働く瑠璃は、ふとした偶然出会った発達障害がある少女が風俗で働かされていることを知る。 男に搾取されている少女が車で他の場所に連れていかれそうな瞬間に立ち会った瑠璃は、少女を連れて逃げることを決意。 ただ一緒に逃げる車の中には、…

「読書感想」【信長の原理】垣根 涼介著 書評

信長自身が嫌われ恐れられている現実に向き合いながら、統一へと突き進む姿を幼少の頃から描く。 信長の内面描写と同時に周囲の人物から見る信長の姿がいきいきと描かれていて、ボリュームなる内容ながら一気に読める。 裏切り続けられた信長がその真実に迫…

「読書感想」【屍人荘の殺人】今村 昌弘著 書評

同じ大学生の男女が別荘に映画撮影の名目で集まる。 映画研究会のOB3人も参加するが、昨年事件が起こり不穏な雰囲気を醸し出した合宿となる。 到着初日の夜に肝試しに出かけたメンバーは突如ゾンビに襲われ、ペンションに立てこもることになる。 密室のはず…

「読書感想」【米朝開戦 4】マーク グリーニー著 書評

シリーズ最終章。 大統領の車列に合わせて爆弾がさく裂。 かろうじて生き延びたライアン大統領は反撃を開始。 ザ・キャンパスの面々や北朝鮮のスパイも活躍。 それぞれの戦闘シーンが少ないため、比較的あっさりした展開に思われる面はあるが、全体的には落…