川のテラスコート

3人の子供と父で暮らしています。子供が学校行っている時はトライアスロンのトレーニングしたり、投資したり、友人と食事したり読書したり。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「読書感想」【百貨の魔法】村山早紀著 書評

地方の老舗百貨店で働く人たちと顧客が、昔ながらの百貨店でちょっとした奇跡を経験する物語。 うーん、なんで評価が高いのか不明。 感動に持っていこうとするのは分かるけど、物語がすべて薄っぺらで読みごたえがまるでない。 登場人物もどれも良い人過ぎて…

「読書感想」【引き抜き屋(2) 鹿子小穂の冒険】雫井脩介著 書評

予想もしていなかったヘッドハンターとして活躍する女性物語の続編。 ちょっと展開は早かった点であっさりしすぎになってしまったが、ラストはうまく収まるところに収まった。 読みやすいんだけど、もっと人間の葛藤とか、ドロドロしたところを描いたほうが…

「読書感想」【引き抜き屋(1)鹿子小穂の冒険】雫井脩介著 書評

アウトドア用品メーカーの創業者の娘が、社長である父親がヘッドハンティングで入社させた役員と対立して、社外に去ることに。 偶然が重なり、ヘッドハンターとして活動することになり、一歩一歩経営や、企業について学んでいく。 経済ものではあるが、周囲…

「読書感想」【玉村警部補の巡礼】海堂尊著 書評

バチスタシリーズのスピンアウトである、玉村警部補と加納警視正のコンビで事件を解決。 四国88か所の巡礼を休暇で行う玉村警部補に、勝手について来た加納警視正。 各県で、遭遇した事件を解決しながら、お遍路の事情も踏まえながら話は進む。 事件解決に関…

「読書感想」【いくさの底】古処誠二著 書評

ビルマの村で、駐屯にやってきた将校と村長が殺される戦場ミステリー。 限られた戦場での登場人物の中で、奥深くに秘められた人間模様。 終盤の真実に迫る過程で、淡々とした描写ながら予想もしなかった犯人とその動機を明らかにしていく描写は筆力ある。 登…

「読書感想」【AIのある家族計画】黒野伸一著 書評

未来のAI型人間が日常にいる世界。 会社では上司がAIになり、単純な作業はAIに置き換わり、人々は裕福層と一部の中産階級と、地方で自給自足を行う下層階級に分かれる。 ロボットが日常の世界を描きながらも、描いている場所が神奈川のローカル風景だったり…

「読書感想」【半島へ 陸自山岳連隊】数多久遠 著 書評

北朝鮮の崩壊に合わせて、天然痘の研究施設からのウィルスを奪う任務と、拉致被害者たちの救出を図る任務を帯びた自衛隊隊員たちの活躍を描く。 スケール的には大きな話だけに、全体ストーリーはともかく描き方が急ぎすぎで細部を描けていないので、あっさり…

「読書感想」【棲月: 隠蔽捜査7】今野敏著 書評

隠蔽捜査シリーズ。 鉄道会社のシステムと銀行システムがダウンし、大森署署長の竜崎は署員を送り込む。 また管内でリンチと思われる少年の殺人事件も同時に発生し、大森署に帳場が立つ。 いつもの通り、原理原則を通す署長に対して、警視庁本部の面々は振り…

「読書感想」【青くて痛くて脆い】住野よる著 書評

人と距離を置くのを信条とした大学生が、周囲の空気を読まずに理想を語る同級生の女性と出会う。 彼女の熱意にほだされ仕方なく、2人で理想を追う秘密結社「モアイ」を作るが、いつしかそのモアイは巨大化し、彼女と距離を置くことになる。 相変わらず、住野…

「読書感想」【オリンピックへ行こう! 】真保裕一著 書評

卓球、競歩、ブラインドサッカーを舞台にオリンピックを目指す人達を描く。 面白い! 特に卓球の戦術などの描写が詳しい。 これを読んでから、卓球の試合を見ると、ゲーム中の思考を思い、今までにない楽しみくゲームを見ることができる。 どの話も、丁寧な…

「読書感想」【極小農園日記】荻原浩著 書評

家庭菜園を中心としたエッセイ。 直筆の挿絵のイラストと合わせて、著者の人となりが伝わる。 悪くはないけどエッセイより、小説の方が読みたい。 極小農園日記 作者: 荻原浩 出版社/メーカー: 毎日新聞出版 発売日: 2018/03/09 メディア: 単行本 この商品を…