川のテラスコート

3人の子供と父で暮らしています。子供が学校行っている時はトライアスロンのトレーニングしたり、投資したり、友人と食事したり読書したり。

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「読書感想」【七月に流れる花 】 恩田 陸著 書評

転校生の女の子が、夏休みの林間学校への招待状を全身緑色の体の男から受け取る。 訳が分からない中、同じく招待状を貰った5人の少女だけで隔離された施設での夏休みが始まる。 うーん、正直よく分からん。 読み終わってからも、だから何?としか思わない。 …

「読書感想」【脇坂副署長の長い一日】 真保 裕一著 書評

警察署副署長のドタバタ活躍を描くミステリー。 アイドルの1日署長の日に合わせて、部下の失踪、息子のトラブル、アイドルの薬物疑惑など次々起こる出来事。 一つに対応していると、次々に連鎖する出来事が起こり振り回される副署長に段々気持ちが同化してい…

「読書感想」【i(アイ)】 西 加奈子著 書評

父親がアメリカ人、母親が日本人でさらに養子であるアイは日本の学校で自分のアイデンティティに悩みながらも、表面的にはうまく人付き合いを続けていく。 ある時から自分の恵まれた人生に対し申し訳なさを感じ、また世界中の事故や事件で亡くなった人の人数…

「読書感想」【社長室の冬】 堂場 瞬一著 書評

『警察回りの夏』『蛮政の秋』シリーズの続編で、大手新聞社の社長室に移動になった南の活躍が中心。 ネットニュース企業に身売りの話が進む中、社長の死亡により突然の交代、筆頭株主の反対などにより状況が混沌としていく。 新聞の価値が低下していく中、…

学級閉鎖の楽しみ

真ん中の子供が学級閉鎖で家にいる。 急な決定で困る親も多いみたいだけど、我が家の場合は幸い時間の自由が利くので、子供とじっくり遊べるチャンス。 子供に 「温泉行く?」 「服買いに行く?」 などと誘っているのに、 「先生に絶対遊んだらいけないって…

「読書感想」[天子蒙塵 第二巻] 浅田次郎著 書評

浅田次郎の真骨頂、満州を舞台にした「蒼穹の昴」シリーズ。 1巻の溥儀と周辺人物を中心とした話題から、今回は張作霖亡き後の将軍たちを中心に描く。 「中原の虹」シリーズでの活躍した面々がまたここに蘇って描かれる。 著者はこの時代の小説を描かせたら…

「読書感想」【蜜蜂と遠雷】 恩田陸著 書評

ピアノコンクールを舞台にした青春小説。 面白かった! ジュリアード音楽院のマサル、天才少女だったが母の死をきっかけにピアノから離れていた亜夜、養蜂業の父と移動生活をしていてピアノを持っていない天才塵。 この3人のコンクールを通しての、成長物語…

「読書感想」【土の記(上・下巻)】 高村 薫著 書評

これぞ、高村薫の作品!と言える作品。 過疎地で農業を営む老人。 妻には先立たれ、稲作とお茶づくりに日々の喜びを感じながら淡々と生きる姿を描写していく。 派手さは全くなく、面白いかというとまたちょっと違い、正直前半は読みにくく入り込みにくい。 …

「読書感想」[本バスめぐりん。] 大崎梢著 書評

市役所が運営する図書館巡回バス。 定年後のボランティアとして新人運転手と、若い女性の司書のコンビで巡回する中で出会う人々を描いていく連作短編集。 読みやすく、本好きな作家の気持ちが伝わるような内容。 関係する周辺人物達をもっと詳しく描いてくれ…

「読書感想」【セイレーンの懺悔】 中山 七里著 書評

少女の殺人事件に関係し、不祥事続きのTV局の取材メンバーが挽回のスクープを狙う。 謎めいた殺人、友人関係、警察捜査、誤報など設定としては中々読ませて、後半まで一気に持って行く。 ただ、ラストに近づくにつれ、 「これはない」 のオンパレードで、せ…

「読書感想」【クローバーナイト】 辻村深月著 書評

保育園児の子供を持つ夫婦のママ友、親との関係、お受験などの出来事と日常を描く。 実際子育てをしていると 「あー、こんな事あるよね」 という事が、ここまで大げさでなくても実感として感じられる数々。 特にママ友ネットワークの不思議については共感。 …

「読書感想」【ポイズンドーター・ホーリーマザー】 湊 かなえ著 書評

ある出来事に対して自分が思っている感情と人が思っている感情って異なっている点を描きながら、嫌な感じのミステリーに仕上げる湊かなえの真骨頂。 短編集だけに、なかなか人の心をえぐるようなグロさは描き切れないものに、著者らしひ切り口でどれも読ませ…

「読書感想」【四月になれば彼女は】 川村 元気著 書評

結婚を決めていた男の元に、学生時代付き合っていた彼女から手紙が届く。 当時の記憶を呼び起こしながら、結婚式が迫る中、彼女、彼女の妹、同僚の女性などにそれぞれ訪れる転機。 愛を探す物語ではあるが、どうもどこかで見たような内容で期待ほどには盛り…

「読書感想」【天子蒙塵 第一巻】 浅田 次郎著 書評

満州国皇帝溥儀と側室文繍を中心に、当時の中国の人間模様を描く。 「蒼穹の昴」で出ていた春児や張作霖なども随所に登場し、なつかしさと共に当時の激動の時代に生きるそれぞれの立場の人物達にスポットライトを当てていく。 浅田次郎のこの蒼穹の昴シリー…

親子とも通常運転に

子供が今日から学校へ行き、やっと親も日常に戻る。 今日から仕事を始めることに。 この週末も大会続きで忙しかったけど、この忙しい冬休みもあと何年かなのかなと思うとちょっと寂しさも。 結局昨日の夜まで宿題終わっていなかったとか言って、大会後で眠い…

快適空間から飛び出そう

年末年始、色々な人と飲み食いした。 我が家で飲んだり、手料理持ち寄ったり、毎年恒例のお店に集まったり。 普段、わりと距離感近い人と飲むことが多いけど、やっぱり色々な人と会うと刺激がある。 仕事関係で飲むことはもう全く興味ないしまずないけど、子…

「読書感想」【罪の声】 塩田 武士著 書評

グリコ森永事件をベースにしたフィクション。 年末特集で31年の未解決事件を取り上げることになった新聞記者と、ふとしたことから交友がなかった叔父が事件に関わっている疑いを持った男が真実に近づいていく。 これまで明らかになっている事件の事実をベー…