川のテラスコート

3人の子供と父で暮らしています。子供が学校行っている時はトライアスロンのトレーニングしたり、投資したり、友人と食事したり読書したり。

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「読書感想」【秋山善吉工務店】中山 七里著 書評

火事で家を失った兄弟は母親と一緒に父親の実家に暮らすことに。 おじいさんは昔気質の頑固な大工。 普段は距離を置いているが、兄弟や母親が困っている時には独自の方法で力を貸す。 火事で亡くなった父親は放火で殺されたのではと疑う刑事は、家族の犯罪と…

【回帰 警視庁強行犯係・樋口顕】今野敏著 書評

警視庁強行犯係シリーズ。 大学近くでテロと思われる自動車爆発が起き、死傷者も出る。 警視庁捜査1課と公安との共同で事件の犯人を追いかける。 かって刑事で今は国際テロ組織に関わりがある男も「テロを防ぎたい」と、捜査1課の管理官に接触してくて、公安…

読書感想 【SCS ストーカー犯罪対策室】 上下巻 五十嵐貴久著 書評

新品川署に設置されている「ストーカー犯罪対策室」。 そこに持ち込まれる相談の解決とともに、女性捜査官「有梨」にもSと名乗る人物から日々自分を監視するメールが送られてきておりストーカーされている。 正直最初の事件を読んだだけで嫌な予感はした。 …

子供の岐路

子供が続けているクラブで一段レベルが上がった事で担当コーチが変わった。 親から見ると選手としてもコーチとしても実績あるし、良いコーチに変更なったなと思っていたけど、子供目線では違うみたい。 自分の求める指導がないのと同時に、コーチの選手に対…

「読書感想」【成功者K】羽田圭介著 書評

自身の経験を元に、芥川賞を受賞した作家KがTV出演ををきっかけに、成功者として次々に女性と付き合いだす。 TVを始めとする媒体へのギャラ事情などリアル性を持って展開していき、段々Kの行動の異常さが際立ってくる。 途中まではこれはどんなどんでん返し…

「読書感想」【バラ色の未来】真山 仁著 書評

首相官邸前で、カジノ誘致で首相の指南役となっていた元町長がホームレス姿で見かけられる。 その後、元町長は無くなり、首相の地元で日本第一号として開設されたカジノで隠されていた闇の部分が少しずつほころび始めてくる。 新聞記者が真実に迫る社会派ミ…

「読書感想」【ガーディアン】薬丸 岳著 書評

荒れていた学校が、落ち着きを取り戻した様子であったが、代わりに長期欠席する生徒が以上に増えていた。 違和感に気が付いた教師が、事情を探っていくと、自身にぬれぎぬを着せられ生徒からは無視され、同僚からも距離を置かれ始める。 表面的には現れない…

いつの間にか子供は巣立ちへの道を歩んでいる

卒業式と入学式がひと段落。 新しい環境でまだ朝は多少の緊張があるみたいだけど、それも今だけ。 今後も同じような場面はあるだろうけど、その緊張を楽しめるようになればいい。 普段全く平気な大きな大会の方がよほど緊張する雰囲気だと思うのだけど、それ…

「読書感想」【不発弾】相場英雄著 書評

金融コンサルの「古賀」が、貧しい炭鉱育ちから証券会社に入社。 場立から、個人営業、法人営業で成績を伸ばし、金融コンサルを名乗り、企業の財テクの損失隠しで外資金融と組み存在感を示していく。 一報三田電機という東芝をモデルとした総合メーカーの粉…

「読書感想」【合理的にあり得ない】柚月 裕子著 書評

元弁護士でグレーな手段を厭わず問題を解決する上水流涼子とその有能な助手。 「ありえない」シリーズでいくつもの依頼を解決していく。 読みやすいけど、謎解きとしてはもう一歩。 悪くはないんだけど、短編というせいなのか、あっさりしたラストに感じてし…

「読書感想」【皿洗いするの、どっち? 目指せ、家庭内男女平等!】山内マリコ著 書評

著者の同棲から結婚に至る中での、男女の意識の違いを中心に描くエッセイ。 等身大の男女を描き、読みやすく楽しめる。 著者側だけでなく、恋人(夫)側の意見も入っているのも良い。 女の言い分、男の言い分、それぞれ面白い。 皿洗いするの、どっち? 目指…

「読書感想」【アウトサイダー 陰謀の中の人生】フレデリック・フォーサイス著 書評

「ジャッカルの日」「オデッサ・ファイル」などの著者であるフォーサイスの自叙伝。 いや、彼の人生は凄いの一言。 小説以上の内容で面白い。 小説の丁寧の取材は実は命がけの取材あってのものというのはまだ想像できるが、キャリアのスタートが空軍パイロッ…