2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧
千葉県警の麻薬を追っていた警官が殺される。 その犯人を追っていた捜査一課の有名女性刑事が、嵌められ犯人として追われる。 殺人事件の目撃者である8歳児と一緒に逃亡することに。 うーん、中山七里は警察ものはイマイチかな。 エンタメ仕上げなんだけど、…
大手製薬会社から地方の関連会社に飛ばされた男に、妻からトラブル発生のメールが送られる。 取り急ぎ東京に戻る途中に、警察から妻が自宅で殺人容疑で逮捕されたとの連絡が入る。 殺された人物は男を地方に飛ばした製薬会社の常務だった。 後半にかけて、展…
スパイモノを始めとする国際舞台の裏側を描いているジョンルカレの回想録。 あえて誇張することなく、むしろ控えめに、自身の諜報機関での活動や、紛争地帯の取材などを書き記している。 どの小説の登場人物より、自分自身が裏側の世界にはまり込んでいる著…
岩手県釜石市の女子ラグビーチームが舞台。 地元の期待を受けるプレシャーを受けながら、現実は部員集めにも苦労する状態。 選手兼監督の浩子は国体に向けて、過酷なトレーニングを行う。 またバスケで高校に進学した妹も、嫌っていたラグビーメンバーに参加…
作家であるご主人が余命宣告された妻に毎日1つのショートショートの作品を送る。 その作品の抜粋と、ご主人が当時の環境を振り返りながら時系列を追っていく。 評判ほどの単純に感動するという作品ではない。 ただ日常を共にした妻との何気ない淡々とした日…
色々な愛の形の物語を集めた短編集。 現実の世界だけでなく、SF的な作品やファンタジー風味もあり、作品により得手不得手があるかも。 彩瀬まるらしい世界観は伝わって来る。 [asin:4163907394:detail]
臨海署刑事課強行犯第一係安積班のメンバーも織り交ぜながら、安積刑事の警察学校から、現代までの成り立ちを描いていく短編集。 一つの事件を解決する物語の面白さとは違って、人間として安積を始め、周囲の人物の魅力を引き出している。 この本だけでも面…
予想外と言っては失礼だけど、全く期待しないで読み始めたものの、内容は良いこと書いてあった。 実体験としての、自分や商品の売り方としての手法は一読の価値あり。 ただ残念ながら、本としての体裁が悪く書籍としては読みにくい。 これは著者というより、…
昔付き合った同級生に取られた裸の写真が、6年後に流出しているのに気が付く。 付き合い始めたきっかけの出来事からの時間と、現代の時間を織り込みながら、物語は進んでいく。 写真を撮られた女性の心理描写や、家族との関係の描きかた、友人の関わり方など…
いつもの仙台を舞台にした、立てもこもりを舞台にしたミステリー。 何気ない会話と思わせて、後で伏線だったと思わせる数々はさすが伊坂幸太郎の得意のするところ。 著者の作品ではおなじみの黒澤が中心に描かれてはいるが、全体出来にはいつもの黒澤の活躍…
ブログで嘘で幸せな生活を描く事で、自己肯定を求める子持ちの主婦を始め、園の教諭など関係する女性たちの二面性から発生するサスペンスを描いていく。 最初は、読み進めるのがイヤな感じを予感させるイヤミスを思わせるが、それでも読み進める事を止められ…