川のテラスコート

3人の子供と父で暮らしています。子供が学校行っている時はトライアスロンのトレーニングしたり、投資したり、友人と食事したり読書したり。

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「読書感想」【終りなき夜に生れつく】恩田陸著 書評

特殊な能力を持った人間「在色者」が多い地域出身者を描く。 スピンオフ作品と知らずに買ってしまったが興味を持てた。 キャラクターが魅力的。 その地域で能力を持っている人間の屈折具合が良い感じに描かれている。 恩田陸の得意とする分野。 本編『夜の底…

「読書感想」【よるのばけもの】住野 よる著 書評

夜になると化け物に変わる男子生徒が、夜中の教室に忍び込んだところクラスのいじめられている女子と出会い正体を見破られる。 昼間は無視するが、夜には彼女と会話する関係が続く中、段々彼の心の中にクラスの彼女に対する態度が気になっていく。 ずっと注…

「読書感想」【失われた地図】恩田 陸著 書評

ちょっと不思議で暗い世界を描く、恩田陸ワールド。 日本各地の裂け目から、過去の記憶をもとにした怪物が出てくるのに対抗する。 元々恩田さんって、こういうイメージ。 「蜜蜂と遠雷」が直木賞を取ったけど、むしろこの作品のように読みやすいものより、ち…

「読書感想」【恋のゴンドラ】東野 圭吾著 書評

スキー場を舞台に結婚を目指す男女が繰り広げるオムニバス作品。 東野圭吾にしては今までにない軽いタッチで、物語もテンポよく進む。 ストーリーは単純な恋バナながら、展開は二転三転し、楽しく読める。 それぞれの人物キャラの特徴あり、感情移入しやすい…

やっぱり泣いてしまう

先日子供の卒業式があった。 卒業式自体はいつもの通り淡々とすぎるのだけど、教室での担任の最後の話の時に必ず涙ぐんでしまう。 特別感動する話ではないのだけど、子供が絡むと何だか一気に今までの成長を思い出して、自分の意思と関係なく涙出る。 今回は…

「読書感想」【幻庵】上下巻 百田 尚樹著 書評

これは面白かった! 江戸時代後期の囲碁界を舞台に、「名人碁所」の座を巡って活躍する人々を中心に描く。 百田尚樹はこういう人間の生きざまを描くと恐ろしいほど人間の内面に食い込み素晴らしい作品を描く。 碁の事はほとんど知らないけど、それでも実在の…

スキーで感じる子供の成長と体力差

週末3連休を利用してスキーへ。 子供は冬まっさかりからスキーに行きたがっているのは毎年の事だけど、寒いのは極力避けたいので、毎年3月にスキーに行くことにしている。 今回も友達家族と一緒。 スキーに行くと、我が家の場合子供のスキルが全然違うので、…

NHK72時間で放送していた重慶大厦(チョンキン)マンションの懐かしさ

自分がいたのは二昔も前の事だけど、相変わらずの混沌さで懐かしい。 建物は依然よりむしろ清潔で綺麗になったように見え、さらに今はかなりの監視カメラがあるようだけど、それでも犯罪の巣窟なんだね。 当時は汚いし、なによりボヤ騒ぎや麻薬のやり取り、…

「読書感想」【山猫珈琲 下巻】湊 かなえ著 書評

上巻に続くエッセイ。 より著者への親しみがわく内容。 公募ガイドを購入し、作品投稿から、作家への道のりも良く分かるし、家族の関係や登山などの話も良い。 いくつか同じ内容があるのはもったいないが、この手のエッセイでは仕方ない。 今後もエッセイも…

離婚へ向けて動いている家族を見守る

子供の同級生の父親が離婚前提で別居している。 今までほとんど父子家庭のような暮らしだったのは知っていて、また他の人を通して父子家庭の様子を知りたがっているとのうわさも聞いていたけど、直接言われていたわけではなかったので、こちらから口を出すこ…

「読書感想」【錯迷】堂場 瞬一著 書評

鎌倉南署の署長が無くなり、本部は自殺を疑い新署長を送り込む。 赴任早々、殺人事件が発生。 南署のメンバーが何かを隠している行動している中、5年前の未解決殺人事件と絡み、事件の解決に向かっていく。 堂場瞬一の警察ものにしてはマズマズ。 キャラがし…

「読書感想」【隠す】大崎 梢, 加納 朋子, 近藤 史恵他著 書評

女性作家による「隠す」をテーマにしたアンソロジー。 どれも短い話の中で良く纏まっている。 このメンバーでのアンソロジーとしては3作目だけど、どれもうまい作品。 あっさりしすぎな点はあるものの、どれも及第点。 アンソロジー 隠す 作者: 大崎梢,加納…

「読書感想」【テロリストの処方】 久坂部 羊著 書評

医療分野でも勝ち組と負け組にはっきり分かれた将来の日本で、勝ち組医師を狙ったテロが続けて起きる。 現場にはある共通したメッセージが残されており、医学部同級生だった当時の仲間の一人が関係していると関与している形跡がある。 医療崩壊への警告を舞…

「読書感想」【春に散る】上下巻 沢木耕太郎著 書評

40年ぶりにアメリカから帰国した元ボクサー。 かってのボクシング仲間を訪ねる中で、恵まれない環境にいる現状を目にしたことから、みんなで共同で暮らすことに。 そこに若いボクサーが現れ、彼に勝手の自分を映し指導をしていく。 著者らしいボクシングを舞…

成長しても子供は子供

1週間学校が休みの一番上の子供。 おかげで、普段はどうしても下の子との生活が中心になっているけど、2人で話す時間が多くてうれしい。 一番年上だと、どうしても下と比べてしっかりしているから頼っていることも多いし、あえて話しないことも多いんだけど…

同期の出世への尊敬

新聞紙面に新卒で入社した企業の人事が載っていた。 その中に複数の同期や一緒に寮生活をしていた人の名前を発見。 とうとう執行役員になる人が出て来たんだなぁ。 何がすごいなと思うかというと、まず何十年も一つの会社に勤めていることに関心する。 飽き…

子供の誕生日で毎回思う事

先日子供の誕生日で、当日は家でパーティー、後日外で食事をしたのは例年通り。 日々起こることがあるけど、、やっぱり誕生日でケーキを前に「ハッピバースディ」と歌っていると、 「あー、今年も1年成長したなぁ、そして無事に育ってくれて良かった」 と感…

兄弟げんか

今下の子二人が強烈な兄弟げんか真っ最中。 前は末っ子が一方的に泣いて終わるケースが多かったけど、最近はいろんな意味で良い勝負。 口喧嘩と小競り合いを経て、現在はお互いの道具にあたっている段階。 結局片づけなくて怒られるの分かっているのに、何で…