「読書感想」【やめるときも、すこやかなるときも】窪 美澄著 書評
家具職人の主人公は毎年12月の数日間声が出なくなる。
原因は高校生の時住んでいた松江での出来事。
友人の結婚式で出会い、その後仕事でも関係する女性は、困窮する家族を金銭面で助け、妹はさっさと結婚で家を出てしまい、家に縛り付けられている。
途中までは期待先行で面白く読める。
ただ後半、謎が明かされてくると、完全に手あかのついた展開で、1ミリたりとも予想外の展開が起きずタイクツの一言。
窪美澄は時々こういうタイクツな内容を書く。
「読書感想」【錆びた太陽】恩田陸著 書評
鮑のアレルギー
GW中のある日、子供の行事で忙しくて夕飯準備も面倒だけど、外食行くのも面倒だったので、冷蔵庫にあった鮑で炊き込みご飯と簡単なおかずを夕食に。
早めに就寝したら、夜中に子供が
「喉が変!」
と言い出した。
昼間遊び過ぎて、喉が痛いんだろうと思い込み
「イソジンでうがいして寝ろ」
と言ってうがいさせて、また子供を寝かす。
しばらくすると、寝ている子供が全身掻き出す。
こっちも寝ぼけていたけど、突然
(これ、アレルギー反応だ!)
とひらめく。
慌てて夜中の救急外来へ。
全身真っ赤になっていたけど、タベジールを服用して症状収まる。
生の甲殻類はアレルギー反応でるから気を付けていたけど、今まで貝類ではお寿司でも反応しないからすっかり油断していた。
そういえば、鮑食べさせたの始めてだったなぁ。
鮑もアレルゲンとは知らなかった。
幼児の時は、アレルギーあったから新しい食べ物を摂取するたびに気を付けていたけど、もう大体アレルゲンは把握していたので油断してしまった。
子供にもかわいそうな思いをさせてしまった。
すっかり成長して油断していたけど、やっぱりまだ普段食べない食材の時には気を付けてあげないと。
学校関係は食材ある程度分かるので安心しているけど、段々親の目の届かないところで食事する機会も多いから、本人にも気を付けさせないといけない。
反応出たのは辛い思いさせて悪かったけど、改めて気を付ける必要を思い起こさせるという点では良い機会になった。
「あー、もう鮑食べることないのか…」
と子供は残念がっていたけど、大丈夫、鮑なんか食べなくてもこれからの人生全然困らないから。