「読書感想」【引火点】笹本稜平著 書評
仮想通貨を舞台にしたマネロンを捜査する警察物語。
新しい金融分野を扱っているだけに仕方ないのはわかるけど、序盤から金融の背景説明が多くなって中々物語として入り込みにくい。
あとマネロン関係扱う部署の警察関係者だけでなく、幅広い人たちが絡みすぎて、商店ぼやけている。
笹本稜平は最近警察ものも力入れているけど、やっぱり冒険ものとか山岳もののほうが圧倒的に面白いな。
「読書感想」【機密奪還(上)】マーク グリーニー著 書評
ジャックライアンシリーズで活躍するザ・キャンパスメンバーであるドミニク・カルーソーが主人公のスピンアウト的な物語。
通常任務を離れ、インドで元モサドから格闘術を習っている最中、突然暗殺部隊に襲われる。
何とか一命をとりとめたドミニクは、犯人への復讐を誓う。
いつもよりも登場人物が少ない点は物足りないものの、全体的にはテンポも展開もいつものシリーズらしく展開。
下巻に期待。