必要以上のクレームは誰も得をしない
住宅ローンの借り換えOKの内定の連絡が来た。
手続き自体はそんなに手間ではなかったが、担当の銀行員が一生懸命なのは助かるけど手続き対応がイマイチで書類準備が1度で終わらなかったり、作業が遅かったり。
以前の自分だったら
「1度で進められるようにしっかりしてください」
と言いたいところだったけど(実際は言わないケースがほとんどだが)、最近この手の事にあまり腹が立たなくなってきた。
そして得てして、無駄なクレームを入れるよりも割り切ってお互いにすばやく次善の策を講じたほうが経験上良い結果になる割合が高いのも体感的に分かってきている。
クレーム入れないと自分が損すると強く思っている人に出くわす時がある。
正当なクレームはもちろん訴えるべきだけど、文句言うのを当然の権利と振りかざす人には嫌悪感ある。
強いクレームによって、その時は一時的に例えば金額の値引きがあったり、お得なサービスの提供が受けられて満足するのがその人たちのモチベーションの一部にはなっていると想像するが、短期的には得したようでも結局長い目で見れば損していると思う。
物理的にではなくて、人間性としても。
知っている例として、昔チェーン店の写真のプリントでプリント状態が色合いなどが満足いかなくて何度も焼き直しさせていると思われる客がいた。
「プロならお客の要望に応えるべき」
と一見正論を述べているが、担当スタッフはクレームに涙ぐんでおり、最終的に
「今後はお客様のご要望には対応できません」
というような形で、出入り禁止にさせられていた様子。
そこまでの品質求めるなら対応できる専門店に行くべきだし、自分の論理だけ振りかざし結局誰も得をしないクレームだったと思う。
安全に関することや、明らかに対応悪い場合は別にして、相手も誠実に対応している場合はクレーム言うより、割り切って前向きに対応したほうが気持ち的にも後の結果も結局良い場合が多い。
相手も人間なんだから、理不尽なクレームは仕事と割り切っても嫌な気持ちになるだろうしね。