川のテラスコート

3人の子供と父で暮らしています。子供が学校行っている時はトライアスロンのトレーニングしたり、投資したり、友人と食事したり読書したり。

年末年始に読む本を探している人にお勧めする本《お仕事小説》《ほっこりもの》 - 今年読んだ本でオススメ小説

今年読んだ小説で面白かった本を紹介するシリーズ今回は 《お仕事小説》《ほっこりもの》のです。

 

両方とも主人公やその周辺キャラクターの魅力がないと成立しない分野。

個人的にもすきな分野の一つです。

 

 

まずは《お仕事小説》小説編から

 

ハケンアニメ 辻村深月

 

アニメ業界で苦しみながらも奮闘するプロデューサーと女性監督をメインに、周辺の魅力ある人物たちも絡めながら物語が進みます。

人物キャラだけでなく、ストーリもベタではありますが魅力的。

大変な仕事でも仕事するって素晴らしいと思わせます。

(正直表紙で合わなそうと思って手に取るのを避けていたのですが、それで読まないのは勿体ない本でした)

 

ハケンアニメ!

ハケンアニメ!

 

 

 校閲ガール 宮木あや子

 

ファッション関係の編集者を目指し入社した出版社。

配属されたのは校閲部に勤務。

担当を超え色々な出来事が起こり、作家や同僚との絡みを描きながらテンポ良く話は進んでいきます。

宮木あや子氏は今年初めて知った作家の一人ですが、他の本もみなテンポ良く楽しく読める本ですので、この本が気に入れば是非他の作品もおすすめ。

 

校閲ガール

校閲ガール

 

 

 こちらはスピンオフ的な作品。

上記が面白ければ、続けてどうぞ。

 

校閲ガール ア・ラ・モード

校閲ガール ア・ラ・モード

 

 

ブラック オア ホワイト 浅田次郎

 

バブル全盛期の商社マンが主人公。

彼の仕事人生を描きながら、また当時の日本の状況を合わせ鏡のように表現している。

栄光と挫折、そして商社マンとしての心の持ちようの変化。

正直読みにくい部分もあり、読み手を選ぶ作品だと思います。

でも浅田次郎らしい暗闇を覗かせる表現はさすがだと思います。

 

ブラック オア ホワイト

ブラック オア ホワイト

 

 

次は《ほっこりした気持ちにさせる本》

 

我が家のヒミツ 奥田英朗

 

どこにでもありそうな平凡な家庭を描いていく「家」シリーズの作品です。

出世レースに敗れたサラリーマン、子供が出来ない夫婦、妻が市会議員選挙に出る事に、などの短編集です。

どの話もジンワリと来る魅力があります。

 

 

我が家のヒミツ

我が家のヒミツ

 

 

気に入った内容であれば、シリーズの他の本も是非。

 

我が家の問題 (集英社文庫)

我が家の問題 (集英社文庫)

 

 

 

家日和 (集英社文庫)

家日和 (集英社文庫)