「読書感想」【バビロンの秘文字II - 追跡篇】 堂場 瞬一著
胎動編の続編。
彼女はヘリからの銃撃で川に飛ばされ持っていた粘土板と共に行方不明。
カメラマンの彼はCIAに接触を受け、またラガーン建国に絡んで関係者から折衝を受ける。
舞台はスウェーデン、デンマークから東京へと場面は動き、ロシアやアメリカも絡んできて展開的には面白い。
ただただ残念なのは、主人公のカメラマンが全然魅力的でなく、行動も中学生かよ…というありさまで全く持って魅力的でなく物語を台無しにしている。
これ主人公に魅力を持たせるか、逆に頼りない人間で周囲に助けられるとかならかなり面白いアクションミステリー小説になると思うんだけど、なんでこんな意味がない設定にしたのか分からん。
勿体ないな~
まあ期待は薄いけど、続編に少しは期待。