「読書感想」【アカガミ】 窪美澄著
近未来、日本の若者は他人に無関心になり、喜怒哀楽も表現できなく、他人との距離感がつかめなくなる。
恋愛も結婚も子供にも興味がなく、国家としてお見合いのシステムを提供する事に。
そこに参加するカップルは至れり尽くせりの環境になるものの…
窪美澄らしい設定で始まるものの、問題の掘り下げもなく、人物描写も中途半端、ラストも何とも締まらない終わり方だった。
いつもの著者らしくない、やっつけ仕事的なイメージしか残らず残念。
もっと素晴らしい作品書く作家なのに。