「読書感想」【東京會舘とわたし(上)旧館 】 辻村深月著 書評
丸の内にオープンした東京會舘を舞台に、戦前から戦中、戦後の関わりある人々を描いていく。
今までにない建物という事でそこで働く人々の誇りや葛藤、苦しみや楽しみを捉えながら、會舘を訪れる人々の思いや関わりを丁寧に描いておりとても良い。
人間の本質がほのかにあぶりだされていくような描写が素晴らしい。
上巻に引き続きその後の時代の現代までを描く下巻も楽しみ。
丸の内にオープンした東京會舘を舞台に、戦前から戦中、戦後の関わりある人々を描いていく。
今までにない建物という事でそこで働く人々の誇りや葛藤、苦しみや楽しみを捉えながら、會舘を訪れる人々の思いや関わりを丁寧に描いておりとても良い。
人間の本質がほのかにあぶりだされていくような描写が素晴らしい。
上巻に引き続きその後の時代の現代までを描く下巻も楽しみ。