「読書感想」【アウトサイダー 陰謀の中の人生】フレデリック・フォーサイス著 書評
「ジャッカルの日」「オデッサ・ファイル」などの著者であるフォーサイスの自叙伝。
いや、彼の人生は凄いの一言。
小説以上の内容で面白い。
小説の丁寧の取材は実は命がけの取材あってのものというのはまだ想像できるが、キャリアのスタートが空軍パイロット、その後のBBCや東ベルリンでの生活や内戦時のナイジェリアの様子など表にでない話のオンパレード。
また実際のスパイとしての活動など、想像の範囲を超える内容のオンパレード。
全部が事実だとは限らないけど、話半分だとしてもこんな人物は他にいない。
逆にまだオープンにできないことも数多くあるだろうかが、いったいどんな人生を送ってきたことやら。
また彼の初期の作品を読み返したくなる。
フォーサイスのファンなら必読の一冊。