幻と言われる絵画がオークションにかけられることになり、その絵画を不当に手に入れる計画が進行。
また絵を描くことに情熱を持つ未完の高校生に接触する、謎の「アノニム」という組織。
ストーリー的には面白くなりそうな内容なのに、これが全くの駄作。
もう原田マハは、美術関係を舞台にした小説は一切やめてほしい。
初期のような勢いある、読んでいて楽しい小説を書くことはないのだろうか…寂しい。
「楽園のカンヴァス」は美術を題材として面白い小説だったけど、この本が売れてしまって間違ったこだわりを持ってしまったのが、著者と読者にとっては不幸だったな。