「読書感想」【みちづれはいても、ひとり】寺地はるな著 書評
同じアパートに隣り合って住むアラフォーの女性2人
一人の独身女性は退職し、夫と別居中の女性は休職中。
2人とも無職の時に、失踪中の別居している旦那が生まれ故郷の島にいるとの噂があり、女2人旅でその島に行くことにする。
登場人物は多いわけではないのだけど、それぞれがいい感じのわき役として登場し、女性2人の心の移ろいを丁寧に描いている。
普通じゃないと思われても、それぞれの人生がある。
なんとなくこれからの2人にエールを送りたくなる小説。