「読書感想」【悪徳の輪舞曲】中山七里著 書評
弁護士御子柴シリーズ。
実の母親が再婚した夫殺しで逮捕された事件の弁護人として、相変わらずの意外な結末へと進んでいく。
弁護方法も見事だし、最後の展開も予想外。
現実にはリアル感ない少年時代殺人鬼だった主人公ではあるが、肉親が絡んでくる展開で、前作に続き少しづつ人間としての感情が見うけられるようになってくるのも、また興味を沸かせる。
今後も楽しみなシリーズ。
中山七里は最近明らかに手を抜いている作品あるけど、このシリーズは相変わらずの充実感で一安心。