「読書感想」【シンドローム 上】真山 仁著 書評
企業買収を行うハゲタカ、鷲津政彦が活躍するシリーズ。
東電をモデルにした首都電力が舞台。
2009年に買収をもくろむが、政治家に横やりを入れられ挫折。
2年後に満を持して再度挑戦しようと日本を訪れた日に、大震災が日本を襲うまでが上巻。
まだ上巻ではあるけど、ここまではちょっとパンチ不足。
また現実の震災などの時系列が読者はわかっているため、今までのシリーズのような未知のワクワク感が薄い。
今までの登場人物も勢ぞろいしてきたので、下巻に期待。