「読書感想」【国家とハイエナ】黒木 亮著 書評
相変わらずの丁寧な取材とリアルな描写で、ハイエナファインド、破たん国家、国際NGOの金融対決を描いていく。
少し昔の話から、現代までのなかなか一般には知られていない金融事情を丁寧に追いかけながら、金の亡者たちとの闘いが面白い。
金融分野に興味がないと、ボリュームもありとても耐えられないとはおもうけど、金融への興味さえクリアできれば、読み進めていけば物語としてもすこぶる魅力的。
現実にそった物語で、スケールの大きい話が繰り広げられる。
国際金融を舞台にした物語では今は黒木亮が一番面白い。
続・スポーツの壁にぶつかる子供
しばらく続けていたスポーツへのモチベーションがかなり下がっていた子供。
本当にイヤなら辞めても良いけど、悔いのないようにしてほしいと思っていたけど、ここごく最近はちょっとモチベーション上がってきている様子。
理由は多分2つ。
1つは、子供に内緒でコーチに電話して、一度話してみてくれと依頼。
どんな内容で話しをしたかは、子供からもコーチからも聞いていないけど、気にかけられているというのは多少伝わった模様。
2つめは、総体での結果。
上級生に混じって結果を出せて、優勝、入賞を量産したことで、うれしさと同時にやる気もアップした感じ。
でもまだ完全復活ではなさそうなので、また何らかのタイミングで元に戻る可能性もある。
親としては、まだまだ可能性を感じるけど、無理強いすることないように気を付けないと。
子供の人生の彩豊かにするためには、嫌いになっては元も子もないけど、スポーツ自体はずっと続けてほしい。
スポーツの壁にぶつかる子供
あるスポーツを続けている子供が、環境が変わって壁にぶつかっている。
新しいコーチや、練習メニュー、大会での結果などすべてが今は面白くない模様。
今までも練習行くの嫌な時期はあったけど、今回ははっきりと口にだして
「もう、イヤ」
と言っている。
親としてどう接するべきか考える。
今までのようなとりあえず、嫌がっている程度なら、励まして続けさせる方向なんだけど、本当にイヤであるなら無理強いしてもしょうがないかな…と思いも生じてきている。
これが対した結果を残しているわけでなければ、親としてもあっさりと
「じゃあ、別な事やれば」
と気軽に言えるのだけど、幸か不幸かそれなりの結果をだしており、今後も活躍次第ではもう一段レベルの高いところで活躍できそうな位置のため、簡単に方向転換を薦められない。
頭の中では、(子供がやりたいようにやらせるしかない)とは理解しているんだけど、
(本当にここで辞めて後悔しないのだろうか)という思いを消し去ることが出来ない。
もうとことんやって
「引退する!」
ということなら、親子とも納得できるけど、まだそこまで本気を出しているとは思えない。
細かい理由としては
(辞め癖つけてほしくないな)
(ここまでがんばったのだから、もう少し上を目指してもいいのでは)
とかも頭をよぎる。
でも何だかんだ言っても、最終的には子供が後悔しない道なら、どんな結論でも受け入れるけど。
自分(親)の能力からすれば、もう十分すぎる結果をだしているけど、それだけによくばってしまうところはある。
親の気持ちを押し付ける事だけはしないように気を付けて、最後は子供に決断させないと。
また将来道が変わっても良いわけだし。