【回帰 警視庁強行犯係・樋口顕】今野敏著 書評
警視庁強行犯係シリーズ。
大学近くでテロと思われる自動車爆発が起き、死傷者も出る。
警視庁捜査1課と公安との共同で事件の犯人を追いかける。
かって刑事で今は国際テロ組織に関わりがある男も「テロを防ぎたい」と、捜査1課の管理官に接触してくて、公安との関係に悩みながら真相に迫っていく。
いつもの捜査1課の面々に、今回の公安の人物もうまく嵌っている。
読みやすく、主人公のキャラもいつも通りで安定感がある。
展開については、予想から大きく外れるものではなかったが、それでもこのシリーズの一つとして楽しめた。