火事で家を失った兄弟は母親と一緒に父親の実家に暮らすことに。
おじいさんは昔気質の頑固な大工。
普段は距離を置いているが、兄弟や母親が困っている時には独自の方法で力を貸す。
火事で亡くなった父親は放火で殺されたのではと疑う刑事は、家族の犯罪との疑いを捨てきれずじわじわと迫っていく。
家族の人情もの、刑事の事件に迫るミステリー、両方楽しめる。
ラストへの持って行き方に著者の実力を感じる。
本作品とは関係ないけど、ずっと中山七里さんって女性だと思い込んでいた。
男性だと知って、このことに一番ビックリ。