「読書感想」【マカロンはマカロン】 近藤 史恵著 書評
フランスの田舎料理を出す小さなビストロ「パ・マル」。
ここにやってい来るお客の謎をシェフの観察眼によって、解決する短編シリーズ。
このシリーズはどれもさらっと読めて、それでいて登場人物達に血が通っているのが伝わってきて、いつも楽しく読める。
フランス料理のウンチクが若干鼻につくが、まあ舞台設定の一つとして捉えれば許せる範囲。
軽いミステリーと同時に料理の楽しさも伝わって来る。
近藤史恵は当たりはずれあるけど、このシリーズはおすすめ。
「読書感想」【美しい国への旅 】
兵器で汚染されガスマスクがなくては歩けない日本。
少年が司令官の元へと旅する物語なのだが、比喩的に日本の姿を描いているのだろうけど全く伝わらないし、内容も読むべきところがない。
タイトルからして、某書籍をイメージさせ、また内容的にもある人を揶揄している著者のスタイルは想像に難しくないが、何だかな…という内容で時間の無駄だった。
まあ、手当たり次第に読んでいればたまにはこんなこともある。