川のテラスコート

3人の子供と父で暮らしています。子供が学校行っている時はトライアスロンのトレーニングしたり、投資したり、友人と食事したり読書したり。

「読書感想」[喧嘩] 黒川 博行著 書評

建設コンサルタントの二宮とヤクザを破門になった桑原が議員秘書からのヤクザ絡みの案件の解決に奔走する。

 

テンポ良く次々物語が展開し、また登場人物のキャラが立っていて面白い。

会話の面白さも物語に惹き込ませる。

 

選挙、裏口入学、病院経営などの暗部を抉りながら、利権に食い込んでいく。

 

直木賞作品の「破門」は読了済だったけど、随分以前からのシリーズものとは知らなかった。

これから遡って、2人のキャラを追っていくつもり。 

 

喧嘩

喧嘩

 

 

「読書感想」【マカロンはマカロン】 近藤 史恵著 書評

フランスの田舎料理を出す小さなビストロ「パ・マル」。

ここにやってい来るお客の謎をシェフの観察眼によって、解決する短編シリーズ。

 

このシリーズはどれもさらっと読めて、それでいて登場人物達に血が通っているのが伝わってきて、いつも楽しく読める。

 

フランス料理のウンチクが若干鼻につくが、まあ舞台設定の一つとして捉えれば許せる範囲。

軽いミステリーと同時に料理の楽しさも伝わって来る。

 

近藤史恵は当たりはずれあるけど、このシリーズはおすすめ。

 

 

 

「読書感想」【美しい国への旅 】 

兵器で汚染されガスマスクがなくては歩けない日本。

少年が司令官の元へと旅する物語なのだが、比喩的に日本の姿を描いているのだろうけど全く伝わらないし、内容も読むべきところがない。

 

タイトルからして、某書籍をイメージさせ、また内容的にもある人を揶揄している著者のスタイルは想像に難しくないが、何だかな…という内容で時間の無駄だった。

 

まあ、手当たり次第に読んでいればたまにはこんなこともある。

 

美しい国への旅

美しい国への旅