川のテラスコート

3人の子供と父で暮らしています。子供が学校行っている時はトライアスロンのトレーニングしたり、投資したり、友人と食事したり読書したり。

「読書感想」【秋山善吉工務店】中山 七里著 書評

火事で家を失った兄弟は母親と一緒に父親の実家に暮らすことに。

おじいさんは昔気質の頑固な大工。

普段は距離を置いているが、兄弟や母親が困っている時には独自の方法で力を貸す。

 

火事で亡くなった父親は放火で殺されたのではと疑う刑事は、家族の犯罪との疑いを捨てきれずじわじわと迫っていく。

 

家族の人情もの、刑事の事件に迫るミステリー、両方楽しめる。

ラストへの持って行き方に著者の実力を感じる。

 

本作品とは関係ないけど、ずっと中山七里さんって女性だと思い込んでいた。

男性だと知って、このことに一番ビックリ。

 

 

秋山善吉工務店

秋山善吉工務店

 

 

 

【回帰 警視庁強行犯係・樋口顕】今野敏著 書評

警視庁強行犯係シリーズ。

大学近くでテロと思われる自動車爆発が起き、死傷者も出る。

警視庁捜査1課と公安との共同で事件の犯人を追いかける。

 

かって刑事で今は国際テロ組織に関わりがある男も「テロを防ぎたい」と、捜査1課の管理官に接触してくて、公安との関係に悩みながら真相に迫っていく。

 

いつもの捜査1課の面々に、今回の公安の人物もうまく嵌っている。

読みやすく、主人公のキャラもいつも通りで安定感がある。

 

展開については、予想から大きく外れるものではなかったが、それでもこのシリーズの一つとして楽しめた。

 

 

読書感想 【SCS ストーカー犯罪対策室】 上下巻 五十嵐貴久著 書評

新品川署に設置されている「ストーカー犯罪対策室」。

そこに持ち込まれる相談の解決とともに、女性捜査官「有梨」にもSと名乗る人物から日々自分を監視するメールが送られてきておりストーカーされている。

 

正直最初の事件を読んだだけで嫌な予感はした。

頑張って、上巻最後まで読んで、この展開ならもしかしたら下巻はガラッと変わった展開になると期待して下巻へ。

 

結局最後までつまらなかった。

 

それぞれの事件の謎解きもつまらないし、肝心な捜査官へのストーカーが意外性全くなくがっかり。

 

これなんで、2か月もかけて上下巻にしたのか意味不明の駄作。

 

五十嵐貴久は本当に作品の良し悪しのふり幅が極端。

 

SCS ストーカー犯罪対策室 上

SCS ストーカー犯罪対策室 上

 

 

 

SCS ストーカー犯罪対策室 下

SCS ストーカー犯罪対策室 下