「読書感想」【錆びた太陽】恩田陸著 書評
鮑のアレルギー
GW中のある日、子供の行事で忙しくて夕飯準備も面倒だけど、外食行くのも面倒だったので、冷蔵庫にあった鮑で炊き込みご飯と簡単なおかずを夕食に。
早めに就寝したら、夜中に子供が
「喉が変!」
と言い出した。
昼間遊び過ぎて、喉が痛いんだろうと思い込み
「イソジンでうがいして寝ろ」
と言ってうがいさせて、また子供を寝かす。
しばらくすると、寝ている子供が全身掻き出す。
こっちも寝ぼけていたけど、突然
(これ、アレルギー反応だ!)
とひらめく。
慌てて夜中の救急外来へ。
全身真っ赤になっていたけど、タベジールを服用して症状収まる。
生の甲殻類はアレルギー反応でるから気を付けていたけど、今まで貝類ではお寿司でも反応しないからすっかり油断していた。
そういえば、鮑食べさせたの始めてだったなぁ。
鮑もアレルゲンとは知らなかった。
幼児の時は、アレルギーあったから新しい食べ物を摂取するたびに気を付けていたけど、もう大体アレルゲンは把握していたので油断してしまった。
子供にもかわいそうな思いをさせてしまった。
すっかり成長して油断していたけど、やっぱりまだ普段食べない食材の時には気を付けてあげないと。
学校関係は食材ある程度分かるので安心しているけど、段々親の目の届かないところで食事する機会も多いから、本人にも気を付けさせないといけない。
反応出たのは辛い思いさせて悪かったけど、改めて気を付ける必要を思い起こさせるという点では良い機会になった。
「あー、もう鮑食べることないのか…」
と子供は残念がっていたけど、大丈夫、鮑なんか食べなくてもこれからの人生全然困らないから。
親は子供達の活躍で泣き、子供は敗戦で泣く
GWは子供の合宿や大会続きでいつもの数倍増しの忙しさ。
ある団体競技をしている子供のチームが大きな公式大会に参加。
今までの練習試合では勝ったり負けたりで、親も子供も純粋に試合を楽しんでいるような状況だったのに、なぜかGW中の大会で子供達の能力が覚醒。
予選突破なんて全く頭になく、みんな決勝トーナメントの日はもう遊ぶ予定入れていたのに、なぜか全勝で予選リーグ突破。
あれよあれよと勝ち進み、まさかのTVインタビューされるまで勝ち進む。
驚くことに、文字通り日ごとに子供って成長することがあるんだんぁ。
親も最初はおしゃべりしながら応援していたのに、決勝トーナメントからは子供が勝つたびに自然と涙が出てしまう。
嬉し涙というよりも、がんばっている姿をみると本当にいつの間にか泣いてしまう。
もちろん子供たちは笑顔で興奮。
最後負け試合では、親は悔し涙を流すことは全くない反面、子供は始めて試合で悔し涙。
これも成長したからこその涙だ。
自分のスポーツの体験だけでなく、子供のスポーツでもこんなに楽しめるのはありがたい。