【ラオスにいったい何があるというんですか?】村上春樹著 - 旅行記で垣間見れる日常の村上春樹
個人的には、すでに知っている内容も多く目新しさは多くはなかったが、それでも著者の日常生活の一部が見れて興味深い。
トラブルはあって当たり前という前提での、海外生活でのトラブルをもっと書いてくれると面白いのだけど。
自分の経験から考えても、海外生活では部屋を探すことから、ライフラインのトラブルまで日本と違って困難は多いけど、それも終わってみれば海外生活ならではの経験。
またやりたいかと言われれば、当然積極的に経験したいわけではないけど、まあ海外生活始める場合は当然また色々あることだろう。
村上春樹の作品は手あたり次第に読んでいる人には、知っている内容で肩すかしの部分も多いだろう。
ただ彼独自の視点でとらえる、アイスランドやアメリカ各地の捉え方はなるほどと思わせる。
正直依頼されて書く内容だからこんなものなのかなという印象。
彼自身が望んでいった場所の紀行文とは面白さは雲泥の差ではある。