2016-08-10 「読書感想」【裸の華】 桜木 紫乃著 書評 読書 桜木紫乃のいつものパターンの北海道を舞台にした影のある女性の物語。 怪我でストリッパーを引退した主人公が故郷に帰り、ダンスショーが売りのバーを開く。 その過程で出会ったダンサー、バーテンダーとの関わりの中で、主人公の心の動きが丁寧に描写される。 挫折での苦悩と、新たな道への希望を淡々とでも登場人物それぞれの良さを生かしながら伝える。 余韻が残る終わり方であったが、もっと続きを見たい桜木紫乃らしい良い物語であった。 裸の華 作者: 桜木紫乃 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2016/06/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る