「読書感想」【クランクイン】 相場 英雄著 書評
ベストセラー小説を映画化するのに担当になった広告代理店勤務の主人公。
癖のある原作者を始め、イチから映画製作について学んでいく。
映画に関連する物語自体は、登場人物もキャラが立っていて面白い。
ただ平行して進む、主人公の母親に関する謎解きが完全に余計で、作品を台無しにしている。
何で映画関係に集中しなかったのか理解に苦しむ。
相場英雄氏の作品は骨太の社会派作品のイメージ強いだけに、新たな挑戦かもしれないが何でこんな作品を書いてしまったのか。